細井平州先生の国の財用を量るには!・・・

「国の財用は、土地と民力との二つを根本として 生ずる他に出てくるところはない.財用を用いる法を 入るを量って出づるを制すという」と平州先生は、上杉鷹山に説かれた。
根本は土地と民力なんです。江戸時代にズバリ領主の心構えとして教えられた事は、すごいことではないでしょうか?
これから財政再建をしなければならない、米沢藩にとっては、良いアドバイスだと思います。
現在は、どうなんでしょうか?
メディアは、土地神話の解釈を間違えて誇大宣伝していたのではないでしょうか、日本では、土地(平地)は、限られています。
ですから欧米の金本位制に対して我が国では、土地本位制の資本主義だったのです。
土地は、「騰がるだけで 下がりはしない」ではなく、
土地は、「増えはしないけれど減りもしない、だから経済の基本にします
よ。」と言うのが本来の土地本位制の考えでは、なかったかと思います。
だから経済成長に合わせて地価は、連動しますよ。だと思います。
江戸時代、平州先生は、土地と民間活力、民間の生産力、智恵を持って基本にし国の経営に当たるべきだと説いた。
今の日本にも当てはまる、基本論ではないでしょうか?
そして政治はを行うには、「経世済民」だとおっしゃるのです。